丸窓電車と元ガソリンカーの2連 上田交通
上田温泉電軌が1928年に完成させた5250形モハ5252(旧形式称号はデナ200形202)は上田丸子電鉄、上田交通時代の別所線を走り続け、無骨な車体と塗色にモダンな楕円形の戸袋窓が特徴で、「丸窓電車」の愛称は今でも上田電鉄の電車に引き継がれています。画像は1980年5月の上田駅で、確か信越線に最後まで1往復残っていた客車普通列車に乗って長野まで出掛けた帰り道の途中、車窓から伺えた上田交通の「丸窓電車」に惹かれ、途中下車して撮った5250形モハ5252とクハ270形273です。地方に遠征すると何処にでも居た、こんな電車や気道車たちでしたが、現代では急に貴重な記録になっています。
モハ5252は半鋼製車として完成していますが木造客車と同様、床下部にトラス構造の補強鋼材が組まれた魚腹台枠で、前頭部のアンチクライマーやお椀形の換気装置も良い雰囲気でした。1986年9月末に引退しましたが、この時撮ったモハ5252丸窓電車は美しく整備されていたのを覚えています。
モハ5252と組んでいたクハ270形273も魅力的で、元々、流線形のガソリンカーだった気動車を半流線形の車体に改造した制御付随車は何ともいえない味がありました。
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